今年の初めに

2014年、「kumasaka spannko natsumi建築計画」
場所は長野県大町市木崎湖畔海ノ口。
スパン子邸熊坂奈都美を建てていこうと思います!

と宣言した私。

思えばそんな甘ちょろい土台じゃ家なんてすぐ倒れちまうよ、と
神様が風でも起こしてくれたのか、
今春はいろいろなことが私を揺さぶり、揺さぶり、揺さぶられて、
すっかり私は何にもなくなってしまった。
ただそこに居る私という小さな何かが、今まであちこちにチラバしていた私のカケラを
全部自分のところに戻す作業をした。
人のせいにすんじゃんねえよ!と叫んだ言葉も全部私に戻ってくる。
誰のせいでもない、私の在り方のせいだと思えたら、とても楽になった。
誰かのせいにしていたことを全部、私に戻した。

私の慕うヒーラーの友人が、
「自分のエネルギーは、誰でも自分のところにあるのがいい。人と付き合うときに、自分のエネルギーを置いて来たり、時にはコンセントのようなものをさして繋がっていようとする。エネルギーはどんどんもれていってしまったり、吸い取ってしまったり、自他がわからなくなってうまくまわらなくなるよ。」
といって、よく私の背中にささったコンセントを抜いてくれた。そうすると気のせいか、私が丸くて充満して、安定する。

この春、彼女の言葉が何度も思い出された。
私は極力私でいると思っていたが、まだまだ散らばっていた私がいることに気付く。
私は私を戻して、たった私になるにつれて、とてもシンプルで、強く根を張った、私になっていく。
Facebookやtwitterなどでむやみに人の近況を知りすぎるのも、うとましくなってきた。
誰かの何かを知るのは、出会えた時でよい。
誰かと出会えるまで、愛おしく想っている方がいい。
会いたくなったら会いにいけばよい。
出会えないならばそれまでだ。ずるずると関係を作るのももうやめた。

畑、田んぼ、ピアノ弾くこと教えること、うたうこと、海ノ口のソフトボールチーム頑張ること、早起きすること
そのために体をつくること、美味しいもの食べること、たくさん寝ること
ほうすけと一緒に過ごすこと、熊坂くんと話すこと、家族を想うこと、
人と出会っていくこと

こうやって100%な私の充実を求めて毎日過ごしていくこと、
そこに生まれるのが何ものかに与えられた私であり、私の音であり、私のリズムだ。

そんな風に今、スパン子邸熊坂奈都美の基礎をこの地で作っています。