spannkosmo-orchestra side-a: WE SINGspannkosmo-orchestra side-b: infinite pianism
Colloid

空気を紡ぐような声で歌うにしもとひろこ(たゆたう)と、泣けるフレーズからプログレまで独自の音色を奏でるヴァイオリニスト・作曲家のイガキアキコ(たゆたう)、ジャズから民謡まで圧倒的な歌唱力を持つ下村よう子(かりきりん)と、暖かい音色とフレージングに定評のあるベーシストの宮田あずみ(かりきりん)、さらにクラシック・ラテン・アフリカン等ジャンルを跨ぎ活躍するパーカッショニスト池田安友子の5人で構成された、京都発のガールズバンド。

言葉とメロディの美しさを重視し、ポリリズムやポリフォニーを用いて様々な情景を歌い上げる。

綿密な構成と同時に、即興性のある楽曲、力強さと繊細さを持ち合わせる「うた」の可能性を追求し、独自の民族音楽を形成している。

完全に溶け合うことのない5人の独特なハーモニーから作り出される音楽は、細胞を震わす「体験」と呼ぶにふさわしい。

 

Colloid official website

池田 安友子

Ayuko Ikeda
percussion / Colloid vocal
◉最近ハマっていること:
神社仏閣めぐり

大阪芸術大学打楽器専攻卒業。

現在ジャンルや国内外を問わずコンサート・ライブ活動を精力的に展開している。

Fried Prideや佐藤竹善など様々なアーティストのライブやレコーディング、Eテレ「シャキーン!」「おちょやん」録音、演劇やミュージカルなど、多数参加している。

銭湯から大ホールまで、楽器から楽器じゃないものまで、生々しくふり幅広く活動中。

2013年5月 長野県白馬にてフィールドレコーディングしたパーカッションソロCD「こだま」発表。パーカッションパフォーマンスBeat JACK、女性5人組ユニットColloid、各メンバー。

イガキアキコ

Akiko Igaki
violin / Colloid vocal / strings arrange
◉最近ハマっていること:
発酵

音楽家・作曲家・ヴァイオリニスト。

CFや映像作品、ダンス、演劇、ヘアショー、ファッションショーなどあらゆる分野への楽曲提供やストリングスアレンジ、即興演奏を行っている。

ベルギーやブルガリアでの単独・サポートの海外公演や、にしもとひろことのデュオ「たゆたう」でもオーストラリアや韓国へのツアーを敢行、好評を博す。

クラリネット奏者・瀬戸信行率いる「電気ジプシー・スペシャル」「ファンファーレ・ロマンギャルド」や、Acid mothers templeでボーカルを務めるジョンソンtsuのバンド等様々なバンドで活動するほか、幅広いジャンルの演奏サポートやダンスなどとの即興演奏も行う。

作曲でも演奏でも「情景が視える音楽」をモットーに、幅広い制作を行っている。

最近では文化庁あにめたまご2019『ハローウィーゴ!』の音楽や、笠谷圭見監督による障害者施設「やまなみ工房」のアーティストたちのドキュメンタリー映画『地蔵とリビドー』(2018)の音楽を制作。

下村 よう子

Yoko Shimomura
Colloid vocal
◉最近ハマっていること:
最近水キムチ作りだしました。
冷麺にのせると美味い。

大阪生まれ京都在住。

幼少より、わらべ歌を口ずさみ、祖母の住む京都の美山の盆踊り歌を勉強中。

その独特のうたは、哀しみとおかしみをたたえる。

自身のバンド『薄花葉っぱ』で三枚のアルバムをOFF NOTEからリリースする他、下田逸郎と共に作った『ひとひらあわせ』、戦後から発行されていた児童詩集【きりん】を歌う、宮田あずみとのデュオ『かりきりん』等々で音源を発表。

原田依幸KAIBUTSUオーケストラの韓国公演や、下田逸郎ニューヨーク ラ・ママ公演に出演。

渡辺勝とのデュオやトリスタン・ホンジンガーと向島ゆり子とのセッション、マリオネットマンドリンコンサートで日本語ファドを歌い、コンピレーションアルバム『ジパング・ファド』に収録されるなど、即興や、古いジャズなどあらゆるジャンルを歌い、様々な共演者や場所とふれあいながら活動を広げる。

2019年公開の映画「火口のふたり」には歌唱参加している下田逸郎の楽曲が収録されている。

宮田 あずみ

Azumi Miyata
contrabass / Colloid vocal
photo: shingo saito
◉最近ハマっていること:
コンフィチュール煮る!

幼少期にピアノに、中学生時代にコントラバスに出会う。

一旦音楽から離れるも、学生時代所属した映画サークルにて自身の作品に音を付けているうちに音楽活動を開始。

京都で活動していた「薄花葉っぱ」に10年間在籍、オフノートレーベルより三枚のアルバムリリース。脱退後、戦後発行されていた児童詩集『きりん』に音を付けて演奏する、下村よう子とのデュオ「かりきりん」にてコントラバスを、ちょうどよい拍子ユニット「※○(数えきれない)」にてエレキベースを担当。

2019年より、折坂悠太(重奏)メンバーとしても活動。

近年ではNHK朝ドラ「おちょやん」録音、YeYeのデジタル配信楽曲への参加等、徐々にではあるが活動の幅を広げる。

また、ソロ活動として、"浮自のはら"名義で、既存作のみならず2018年に自作の「roca」を上演、昨年音源化しており今後新たな展開を目論む。

にしもとひろこ

Hiroko Nishimoto
Colloid vocal
◉最近ハマっていること:
草摘み

散らばる光と戯れるように、独特な声色でうたを紡ぐ。

イガキアキコとのアコースティックデュオ「たゆたう」、女性5人バンド「Colloid」などで活動するほか、ソロでは主に声のみで物語を奏でる。

ボーカル・コーラスサポート、身体表現とのコラボレーション、映像や舞台作品への楽曲提供、劇中音楽にも参加。

2014年劇団sundayの公演『友達』をザッハトルテのヨース毛と共に、2016年423アートプロジェクト『とちのこゑ』、 2017年瀬戸内サーカスファクトリー主催『サカイデマングローブ』、2018年『大阪府障がい者舞台芸術オープンカレッジ2018「うみのうたごえ」』、BRDG vol.5『Whole』、2020年BRDG×PETA『ふれる~Haplos』などで楽曲提供・劇中音楽を担当。

また、高松市塩江美術館で個展を開催するなど、美術家の側面も持つ。