さていよいよ最終日!

3日間の集大成です。充実した最後になるよう頑張るぞ、と気合いを入れて。

 

●午前中

今日は最後におうちのひとたちに来てもらって発表をする日です。

女の子たちはさすが!髪型にも気合いを入れて来てくれました。

初めの日にやった「チョップスティックス」1と5の和音

それから「チューリップ」元気バージョン

そして「キラキラ星〜さあ、ワルツを踊ろう!」

 

の3曲をやることにしました。

 

ひとしきり練習して、浴衣にお着替え。かわいいです!

そしてちょっとおやつを食べて元気を出します。

椅子も運んで、お家の方々が見る場所も作りました。

 

あとはお母さんたちが来るのをまつだけ、という5〜10分の間、

おりがみで飾り付けも作りはじめました。素敵だなあ、この積極性。
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おうちの方々が来て、さて、キラキラ★合奏団の皆さんですと呼び込むと、さすがにちょっと緊張している様子。

でも、たくさん練習しただけあって、本番はばっちりの演奏でした。

小1小2くらいの子は、多分かけ算の九九のようにコードを覚えさせて弾かせることはできるのだと思いますが、

私もそうだったけど、それが演奏に生きてくるかというとそこはイコールではないように思います。

和音を弾くことで、曲が作られていくと知ること、和音の響きを肌で感じること、

そしてそれが何よりも楽しいと感じることが大事なのではないかと思いました。

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生き生きと帰っていく子供たち。よい夏休を。また夏休み明けにね!

 

 

●午後

さて、昨日の合奏がとてもよかったので、今日も合奏やってやりましょう。

今日は小2の女子がレッスンで弾いてみたいと言っていたコブクロの「今、咲き誇る花たちよ」に触れてみることにしました。

彼女が今日はピアノ弾きたい!というので、まずイントロのメロディーを覚えるのにちょっと時間をかけましたが、

その間男子たちは何やら遊んでいる様子?さて、いざ合わせみよう、となると、中1の彼はさっさとコードを弾いてくれました。

しかし、今日は覚えたてのメロディーを丁寧にうたいたいので、

昨日のような編成ではできそうもない、それぞれがどの楽器でやるか、あれこれ試してやっと決まりました。

中1男子 グロッケン 小1男子鍵盤ハーモニカ 小1女子ピアノ

これはこれでやさしく素敵な合奏が出来ました!

なかなか集中したので、小2チームはそれでもうおしまい!

ラスト15分、中1くんに他の曲も弾いて見たいと言われ、チムチムチェリーのコードを渡しました。

だいぶコード読みに慣れて来て、さっさと弾いておりました。

私はコードで捉えるというのがずっと苦手でしたが、ひょっとすると男子の脳の方がコードで捉えるのは向いてるのかもとよぎりました。

 

 

「明日も来たい」「またやってください」という嬉しい声も頂きました。

中1と小2でうまいことできるかなあと思っていましたが、それぞれに実りがあったように思えてよかった。

中1さんにはちょっと待ってもらう時間も多々ありましたが、今回はきっとその時間からもなんらか得れたのではないかと思っています。

 

● 夜

今日は7の音 についてやりました。

7は和音ではなくて、音について。7の和音を弾くと、他の和音がしっかりした色彩や性格があるのに比べて、例えば5の和音に聴こえたり、ディミニッシュに聴こえたり、なんとなくそれだけでは成り立たない不安定さを感じます。そもそも7というのは昔から不思議の数として多くの人に研究されてきました。正七角形は角度や変の長さがきっちりとでないといわれています。調べてみましたが、もの凄い複雑な数式で出すことが出来るようで、意味が分かりませんでした。そのくせ、一週間は7日だし、音階も7だし、なんなら49日とかも7の倍数だし、何か天体の流れが7で廻っているのでしょうか。

とにもかくにも7という和音。1から順番に部屋をあてがっていったら、最後だけちょっと狭い部屋になってしまったとか、角にぶつかって、ちょっと変な形の部屋になってしまったというような感じがあります。なので、安定したいという強い性格があります。5の和音に7の音が入ってくると強烈に1に戻されます。それがセブンスコード(減七)というものだという話をしました。

そして、ブルースに使われるセブンスコードですが、少し実際弾いてみて、あとはブルースという音楽の成り立ちを少し話しました。

夜の小4女子は、ひたすらコードを弾くということをしましたが、面白いことに大抵皆ルートからの3和音を弾くのが、彼女は一番近い和音で弾くのです。たとえば1−5−6を皆ドミソ、ソシレ、ラドミ、ととるのですが、ドミソ、シレソ、ドミラという感じです。できるだけ近くですませたいという発想からなのか、トップの音をメロディで捉えているのか、その辺は謎なのですが、何にせよCといえばドミソではなく、ドとミとソによって作られている響きという風に捉えられているのだなと思いました。

今回の目標の7の音まで到達できたのは小4の彼女と、穂高校での中1の女子のみでした。

よく頑張ったと思います。

 

 

やはり3日間連続でというのは、ぐっと集中して実になるものだなと思いました。

また機会があればやりたいなと思います。

年齢の差がある人達が同じ講習を受講することについてもどうかなと思っていましたが、同じ年齢だとよいこともあれば、進まないこともあり、年の差があった方が進むこともあれば、どうしても年上の子を待たせてしまったり、教えたいのになあともどかしくなることもあります。どっちがいいとは決められないので、これからもいろいろなパターンでやってみようと思います。

 

なかなかレッスンでここまで和音のことに触れてはいけなかったので、これから、レッスンでも和音のことをふまえながら進めていきたいと思います。そして、受講できなかった人達にも少しずつ、和音に触れていく、道しるべができなかな。。。?

そこはまた試行錯誤しながらですが、頑張りたいと思います!!